ガレット処理ができたら、各デプスゲージにデプスゲージジョインターをあてて確認し、上に飛び出している部分をすべてのカッターで同じデプスゲージ高さとなるよう平ヤスリ、ダブルベベルの中央などで削って調整してください。最初は水平に削って高さを決めて、最後に前側を斜めに落としてスムースなアールになるように仕上げます。
3種類のデプスゲージ高さをはかるためのジョインターと実際に測っている画像を載せておきます。この他にもハスクバーナのジョインターなどがあります。どれかお好みのタイプのジョインターを使うと良いでしょう。
デプスゲージとカッターとの高さの差は、0.025"(インチ)から0.030"(インチ)、0.64mm から 0.76mm と言われています。広葉樹などのかたい木 (Hard wood) の場合は小さく (.025", 0.64mm)、柔らかい木 (Soft wood) の場合は大きく (.030", 0.76mm) とります。Oregon製のものはインチ表記で .025インチで STIHL のものは mm 表記で 0.65 と書かれています。Oregon製ソーチェンの中には、カッターのデプスゲージ横に 25 と、デプス量を示す刻印があるものがあります。デプスを落としすぎたり、カッターごとに高さが違ってたりすると、切れ曲がったり、ソーチェンが暴れてしまい、非常に扱いにくい危険な刃になりますので注意してください。